NatureFarming > トークコーナー > 2003夏

トークコーナー2003夏


 消費者、流通業者、生産者、そして専門家と様々な方が集まり、現在の農業事情や食事情について話し合うトークコーナーが年2回、夏季と秋季に行われています。今回は平成15年8月17日(日)に行われましたトークコーナーを振り返ってみます。

今回8月17日のトークコーナーは3つのテーマ
 ・食卓をふり返ってみよう
 ・食材、食品の購入ポイントは?
 ・食への関心はどこまで届いているか
のもとに話し合いがなされました。

 多くの参加者が、家族の健康を思い、バランスの摂れた食事を考え、それを徹底していこうと思われていて、中には無施肥無農薬の野菜を個人で栽培されている方もいらっしゃいました。そういった消費者の立場で出席された方は、食材の安全性を購入のポイントに置かれているとのことでしたが、流通業者によれば、一般では作物の形にこだわる消費者がまだまだ多く、それが生産現場に影響し(大量の肥料、農薬を使用する)、また収穫しても店頭に並べられない作物(処理対象)が多くなってしまうのが現実、とのことでした。ただ生産現場においては、肥料が原因で害虫が湧くのではないかとも考え始められてきており、無農薬無肥料栽培への関心も徐々に起こってきているようです。
 加工品業界の方からは、自然農法(無施肥無農薬栽培)の安全さ、おいしさに着目し、それを材料とした製品を作り、店頭に並べつつあるという報告もあり、そうした製造元が変わってくるということは非常に大きなことで、関心を持つレストランにも卸し売りが始まるなど、一部では無肥料良しの機運が高まってきていることが感じられました。
 今後、私たちの相当な努力が必要なのは勿論ですが、行政がもしこの動きを取り上げていくことになれば、専門家、生産者、流通業者、やがては一般の消費者へと広がっていくのではないか、ということで今回の話し合いはまとまりました。

 今回のトークコーナーを通して、自然農法が社会や一般の人たちにも広がりつつあることを実感でき、また消費者も生産者と共に取り組んでいくことの重要性、その取り組みへの意欲の向上が必要であること、を学びました。そういったことから、消費者側では無施肥無農薬作物に対する高い価値観をもてるようにすること、また生産側では、より安全で美味しい作物を、より効率的に生産し、より多くの人に提供する必要性のあること、が今後の課題としてあげられました。


Copyright:TOREK