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トークコーナー2005夏


テーマ:『自分たちは野菜に何を求めているのか』

 無施肥無農薬栽培のブロッコリーを店頭に並べるか否かの話し合いをしながら、試食をしました。話題になったのは味ではなく、作物の状態でした。花芽があるブロッコリーは、流通では商品となりません。レストランや小売店では、お客さんに賛同を得られない状態だと考えられます。しかし、食べてみたらおいしかったのです。さらに慣行農法のブロッコリーとの腐敗比較実験をすると、効果はてきめん。これを問題視した司会者がみんなに問います。『自分たちは野菜に何を求めているのか』

 生産者、流通業者、医学博士、そして消費者が総勢40人ほど集まりました。TOREK自然農法責任者の関谷が、世の中で無施肥無農薬栽培作物の良さが分かってきている中、流通規格に合わせるべく、肥料、農薬をやめられない農家があることを紹介しました。この規格は私たち消費者のニーズであることを語り、『自分たちは野菜に何を求めているのか』について、司会者の進行に合わせてディスカッションし、ひとりひとり発表しました。

 発表内容で多かったことは、安全、安心を求める点でした。無施肥無農薬栽培作物に関しての感想としては、「箱を開けた瞬間に輝いて見える」「いい仕事しているな。生産者の心が加わっているからかな」(流通業者)、「元気が出てくる。気力がわいてくる」(消費者)、「おいしさが一番」「作物自体が違う」(生産者)という声の一方、生産者からは「規格に乗っていかなければ、おまんまのくいあげ」との声も出ました。そんな生産者の意見に対し消費者は嫌気を示すが、指摘だけではダメで自分たちから変わろうとの意見が出ました。

 私たちはきれいな作物を求めるわけでなく、食して力の湧き出る生命力のある作物を求めているとの結論に達しました。一方、現状の栽培法に関して、指摘だけでは是正されません。それでは、何に意識するか。どうして自然の野菜は高いのか、また、市販は安くできるのか、仕組み、規格を学ぶべくチャレンジしていくことに至りました。

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